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小林歯科新聞vol.62
24節気 霜降(そうこう)10/23〜11/6頃
霜降とは、朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降り始める頃。
露が霜に変わり、段々と冬が近づいてきました。

72侯 霎時施(こさめときどきふる)10/28〜11/1頃
ぱらぱらと通り雨のように雨が降り始める頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。初時雨は、人々や動物たちが冬支度を始める合図だといわれてます。

今年の10月は雨が多く、台風19号に引き続き、記録的な大雨により千葉、福島で死者・行方不明者が出ています。
千葉県では学校から帰れず、校舎に宿泊した児童生徒がいたそうで、どれだけ不安な夜を過ごしたことだろうと思います。
被災された方々が一日も早く、平穏な日々を取り戻されることを願います。
先日、FNSドキュメンタリーで、「マッキー先生、全力投球」という番組を見ました。
最近のニュースでは神戸市の小学校の教諭4人が、同僚の男性教師をいじめていたという、耳を疑う話が連日放送されていて、こんなに良識、常識のない人間が、先生となって子供を指導していいのかと腹を立てていたところ、このようなドキュメンタリーを観て、こういう先生に子供の指導をしてもらいたいなと思う、とても素敵な先生だったので紹介したいと思います。
岡山県津山市の中学校に槇原淳幹さん(29)という国語の先生がいます。生徒には「マッキー」と親しみを込めて呼ばれています。
彼にはもう一つの顔があり、障碍者野球岡山桃太郎のエースなのです。そう、彼は右手の自由が利かない障害者です。
生後10か月で車の事故により、右手が動かなくなった槇原さんは、小学校3年生の時に、父がコーチしていたスポーツ少年団に入り、野球に出会います。
高校生の時には、軟式野球の全国大会で優勝もしました。その時のインタビューの映像がありましたが記者の方が「片腕のハンディキャップ、大変じゃなかったですか?」と尋ねるのですが、彼は「ハンディキャップじゃないから大変じゃないです。」と答えるのです。強いですよね。
その後、岡山大学教育学部に進み教師を目指します。
大学に在学中も、東日本大震災の被災地に仲間と出向き、片手で何もできないが、気持ちだけはある!と瓦礫を片づけたり、たまたま知り合った仮設住宅に住む中学生の野球の相手を日が暮れるまで付き合ったりして、一生懸命な姿が印象的でした。
晴れて公立中学の先生になった槇原さんは、1年目から手を焼く生徒に出会います。 髪は茶色に染め、制服は違反、槇原さんにも随分失礼な態度で抵抗するのです。
でも、槇原さんは放課後もその生徒の家を訪問して相談したり、注意したり、熱い気持ちで接するのです。
彼は一年後、槇原さんに一言のお礼の言葉もなく転校してしまうのですが、最後に驚く展開がありました。
一番感動したシーンだったのですが、5年後槇原さんは別の中学に移動になります。そして、その2年後にご結婚されるのですが、なんと、前の中学校で手を焼いた20歳になったあの彼が、槇原さんを訪ねて来るのです。
あの時お礼が言いたかったけど、泣きそうで言えなかった、こんな自分の事をわかってくれて、一生懸命接してくれる先生もいるんだなと思ったと。先生のことは今でも濃く、自分の心に残っている。結婚おめでとう!!と手紙を渡しに来たのですよ!!
もう、そんなドラマのような話があるんだなと感動して胸が一杯になりました。こんな素敵な先生もいるのですよね。こんな先生が沢山いてくれたら親としては嬉しいですよね。一生懸命な気持ちってちゃんと相手に伝わるんだと嬉しかったです。
嫌なニュースや心が痛むニュースも目にしますが、このような心が温まる話を見ましたので皆さんにもお伝えしたいなと思いました。
 
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