HOME
コラム通信
HOME > コラム通信バックナンバー
小林歯科新聞vol.50
2月です。2月は如月(きさらぎ)といいますよね。
寒さの為に更に着物を重ねて着るので「衣更着」という説があるそうです。知らなかった!!
そういえば今年は2月が29日まである”うるう年”ですね。何故、2月だけ28日までしかなくて、4年に1回29日があるのか・・・?
これは古代ローマ時代まで遡るそうですよ。省きますが・・・。
この年になっても知らない事が一杯。子供と話しても「へぇー!知らなかった!」という事も結構あります。幾つになっても勉強する事は沢山ありますね。

お正月は沢山の年賀状ありがとうございました。院長も嬉しそうに一枚一枚年賀状を読んでおりました。
皆さんもそうだと思いますが、結婚して年賀状だけのお付き合いになっている友達も沢山おり、一年に一度近況を知らせるツールとなっています。

この年賀状が今年はその中の一枚に衝撃を受けました。
その年賀状をくれた友人は中学校が同じで、とても仲良くしていました。友達の中でも一番結婚が早く、3人の子供を育てていて、上は大学生。仕事もしていて忙しくしている友人です。
そんな友人が昨年、車の運転中に脳出血を起こし生死を彷徨ったというのです。
あまりに驚いて連絡を取ってみると、その後奇跡的に回復し、リハビリもして、今は何の後遺症もなくまた仕事しているというのです。 元気にしているのに安心しましたが、また直ぐ仕事していることに驚き、その理由を聞いて感心しました。
職業は介護の仕事だというのです。
長年勤めた事務の仕事を辞めて、勇気を振り絞って介護に転職したというんですね。
その理由と言うのが、彼女が意識不明になったのは車の運転中。その彼女の車の後ろを走っていた人が異変に気付き、車から助け出し、救急車を呼んでくれたのだそうです。 その人が助けてくれなかったら、自分は死んでいた。その出来事から「見て見ぬふり」や困っている人に「知らん顔」は出来なくなったと。
だから人のお役に立てる介護の仕事をしようと決意したと言うのです。

私は中学生の時の彼女との記憶がグルグルと頭の中を回っていました。別々に生きてきた、この何十年の間に色んな経験をして、色んな人に出会ってこの様な素晴らしい考えを持つ彼女を作ったんだなぁと。
人生一寸先は闇と言いますが、何が起こるか分かりません。友人の出来事は一見不幸な出来事だったかもしれませんが、深い学びと優しさを与えてくれたものだったと思います。またそれを聞かせてもらった私も深い学びと感動と尊敬の念を持ちました。
年に一度の年賀状から、私には素適な友人がいたんだなと改めて感謝する気持ちになりました。

お蔭で何十年ぶりに会う事になり、色んな話をするのが楽しみです。 年賀状はやはり大切なものですね。
 
歯医者 大阪 歯周病治療 予防歯科 小児歯科 ホワイトニング
〒535-0002 大阪府大阪市旭区大宮1-8-7
Copyright (c) 2006 KOBAYASHI DENTAL CLINIC. All Rights Reserved.