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子供の歯について
我が家の一人娘も幼稚園に入園しました。それに伴い、たくさんのお母さんと話す機会が増えました。そこで感じる事はデンタルIQの高さ!!です。今はTVやマスコミで歯の様々な情報が取り上げられているせいか、皆さんとても良く知っていらっしゃいます。突然質問されたりして「えっと・・・」と考えてしまったり・・・。
歯の情報も一昔前とは全然違います。私達も患者様に正しい情報をお伝えできる様に日々努力して参ります。
さて、一番子供の歯で質問の多いのが、意外に虫歯についてではなく、歯ブラシ・歯磨剤の選び方です。
昔はもっと虫歯だらけの子供がいた様に思いますが、今のお母様達は本当にキレイにケアしていらっしゃいます。時代の変化なのか、やはり少子化なのか??
どちらにしても歯磨きに関心が高まっているのは事実ですネ。そこで歯ブラシ・歯磨剤についてお話します。
子供の歯は乳歯の間はA〜Eと呼ばれる片側5本ずつ全部で20本の乳歯があります。生後5ヶ月前後で下のAAが生え始めて6ヶ月頃にAAという具合に順番に生え、6才頃になると永久歯が生え始めます。66から生え始め、6才頃に生える事から6才臼歯と呼ばれます。
成長と共にお口のケアも変わります。
生え始めの頃は食後、ガーゼをお母さんの指に巻きつけて拭うだけでも構いません。
乳歯の間は歯磨剤は使わなくても良いと考えています。理由はまだうまくうがいができないので誤飲の恐れがあるからです。万が一飲み込んでも害のない様に作られていますがフッ素やその他の添加物には毎日使用で害があるという報告もあり、子供には必要ないと考えています。
歯ブラシは小児用は硬めに作られています。歯肉を傷つける程の力で磨かない限り、どの歯ブラシを使っても問題ありません。「自分で磨く!」という時期もありますが最後は必ずお母さんの仕上げ磨きが必要です。私は歯磨きの歌(NHKやしまじろう)で乗り切りました。
乳歯と永久歯
 
一回二回の歯磨きをさぼった所で、すぐにムシ歯にはなりません。疲れた時や、子供の発熱時は諦めてしまっても良いのです。こうしなければ!!とガチガチにならずに気楽に構えて親子の歯磨きTimeを楽しんで下さい。
6才臼歯
次に注意する事は6才臼歯が生えてきた時です。
乳歯の一番後ろに顔を出す為、歯ブラシが届かず、歯の頭をしっかり出す頃にはムシ歯になっている事がよくあります。
   
歯ブラシは矯正用のタフトを使うか、市販の歯ブラシの毛をペンチで抜いて使う、もしくはヘッドの小さい当院おすすめのTamTamがオススメです。
たくさんの方のブラッシング指導をしてきた結果、歯ブラシはヘッドの大きなものより小さなものが良いと思います。
矯正用のタフト
   
TamTam 市販の歯ブラシ
 
歯磨剤は使用しても構いませんが、長時間磨くのには適していません。歯磨剤に入っている研磨剤でエナメル質を傷付けたり、爽快感で磨いた気になるのが問題です。デンタルリンスやリキッド状のものがたくさんでていますので、それを使うのもおすすめです。 どちらにしても歯ブラシで歯垢を取るのが大事なので歯磨剤は補助であると考えてください。虫歯にならない歯磨剤などはありません。

大きくなってからの習慣づけは難しいものです。子供が小さいうちから習慣づけてキレイな歯を守ってあげたいですね。
   
 
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